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■ 以下のような情報(国交省発?)をいただきました。
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■ 以下には 鍵交換事例4件を掲載
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事例A |
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事例B |
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事例C |
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事例D |
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以上4件を読んでみて、皆様はどのようにお感じでしょうか? |
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誤解を恐れず、率直に感想を述べたい。
●事例Cについて
これは家主・貸主として問題があると考えます。
滞納原因からして最大限の配慮は必要だったでしょう。
かような家主・貸主は即刻その賃貸住宅経営をやめていただきたい。
業界から退場していただきたい。
×事例Aについて
滞納は6ヶ月。
ただ、相談内容としては、一般社会人として甘すぎると考えます。
▼「息子は家主から6ヶ月分の滞納家賃全額を請求され・・・」
▼「滞納家賃は分割で払うつもりだが・・・」
事情があれば分割にしてもらうことが当然との思想が根底にあります。ご都合主義のニセ権利主張のよう。
何を根拠に債務者側からその義務履行のやり方を指定できるのでしょうか。
▼「賃貸アパートに入居の息子が家賃を滞納。夫と家主の妻との間で分割払いで約束した」
▼「夫と家主の妻は口約束であった」
滞納という賃貸借契約関係での債務不履行状態に対してのお話合いという重要局面で、何ゆえ家主との話ではなく、家主の妻との話で済ますのでしょうか。しかも口約束と立証できないようなやり方です。
契約当事者同士のコミュニケーションが取れていない
▼「息子は家主から6ヶ月分の滞納家賃全額を請求され・・・」
未成年者ではあるまいし、単なる親バカとしか評価できません。
小中学校で問題となっているモンスターペアレント問題と根底は同じでしょう。
息子さん本人とコミュニケーションが取れない。
×事例Bについて
▼「1ヶ月半の家賃を滞納の後、急に1ヶ月入院した。その間連絡を取らなかった・・・、」
なぜ、連絡を取らなかったのですか
貸主とのコミュニケーションが取れていない
×事案Dについて
▼「3度目の家賃滞納をしたところ」「今までの滞納分は全く清算していない」
▼「昨年1年間家賃を滞納した」
この事実をよく棚上げできるものだと、やりきれないです。甘すぎます。大甘です。
かりに住宅ローンであればどうなりますか?・・・あまりにバカバカしいです。
▼「息子が借りているアパート」
未成年者ではあるまいし、単なる親バカとしか評価できません。
小中学校で問題となっているモンスターペアレント問題と根底は同じでしょう。
息子さん本人とコミュニケーションが取れない。
一般論として
例えば、
請負代金の請求・返済での支払い出来ないケース や
民民でのお金の貸し借りでの支払い出来ないケース 等で
貸し手=債権者側が一番いやになることはどんなことでしょうか・・・・想像してみてください。
「借手=債務者さんのお考えがわからない、メッセージが無い、コミュニケーションが取れない」
という、現状から将来についての見通しが全くわからないケースです。
鬼でも悪魔でもない。だから債務者さんとお話がしたい、債務者さんのお考えを聞きたいのです。
即ち、「信頼関係がほしい」 のです。
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ふり返って事案A・B・Dを見ると・・・・
「 滞納者側が 貸主とのコミュニケーションを放棄している 」 共通点があります。
これでは 滞納者自らが信頼関係を破綻させているものといわざるを得ません。
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賃貸住宅での賃貸借契約では、法学上「信頼関係破綻の法理」というものがあります。
ちょっとした義務違反・不履行があっても、それを根拠に解約することは出来ず、
信頼関係が破綻されているか否かの基準で判断するというもの。
貸し手 |
賃貸借契約上の権利義務 |
借り手 |
信 頼 関 係 |
これを滞納事案に置き換えてみると
●滞納という事実から、賃貸借契約上の権利義務で問題が生じている
しかし、それのみでは、底辺で 「信頼関係」で 貸し手と借り手は 結ばれている
▼ただ、借り手が コミュニケーションを放棄してしまう。
=滞納者自らが信頼関係を破綻させてしまう。ぶち壊してしまう。
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別の視点で評価すると・・・
貸主も借主も りんごやみかんではありません。機械でもありません。
「人間」「人」です。
人と人を結びつけるのが コミュニケーション です。信頼関係です。
新法案にはこの視点が全く無い。
また、当WEBで公表している滞納事案155件分析結果にもあるように
滞納事案では、かなりの確率で 「対応拒否」「脅迫・暴行」「逃避」等々
借手がコミュニケーションを放棄し信頼関係をぶち壊す。
一方で、自ら滞納してしまった法律上の義務違反も、自ら信頼関係を壊してしまった点も棚上げしてしまう感覚。責任感・倫理観の低下を証明している。
根底の 正義 の視点が無い。
すでに一般社会通念上の法的責任感覚や倫理観が崩壊している。
新法案が成立するとどうなるか
根底の正義や一般社会通念上の法的責任感覚や倫理観が麻痺します。
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誤解を恐れず、率直に感想を述べたい。
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この 4件 が
新法案を是とする担保たる立法事実足りえるのでしょうか
有識者が現場事案を検討せず
社会正義を 世間にとって聞こえのいい 「 偽善 」 に置き換えたに過ぎない。
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■ 以下には 鍵交換予告事例3件を掲載
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事案@
▼ 「息子の賃貸アパートの保証人」「息子が所在不明」
=コミュニケーション取れない
▼ 「保証人になった当時から生活保護を受けており払えない・・・」
=なぜ保証人になったのか?
▼ 「滞納家賃35万請求を受けた」
=何ヶ月滞納なのか?
▼ 「滞納家賃35万請求を受けた」
=滞納者・保証人も「請求」との認識
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事案A
▼ 「滞納分家賃を一括で払えといわれた・・・」
=事情があれば分割にしてもらうことが当然との思想が根底にあります。ご都合主義
▼ 「大家は個人。怖いので・・・連絡もしていない」
=コミュニケーション取れない、コミュニケーションの放棄
▼ 「家賃を9ヶ月滞納」
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事案B
▼ 「家賃を半年間滞納」
▼ 「・・・・・命じられた」
=勝手な自己被害者イメージ化
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■ 最後に・・・有識者や法曹関係者にぜひとも聞きたい |
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次のケースA及びBにつき、どちらを 「是」 と考えますか? |
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ケースA
滞納3ヶ月、したがって、速やかに法的手続きをとった。
裁判から執行まで平均3ヶ月と少々(参議院国土交通委員会での行政サイドの答弁から)
結果、 3ヶ月 + 3ヶ月と少々 = 約7ヶ月弱 で解決
= 約7ヶ月弱で借主は住むところを失った。 |
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長所 適正手続きは採用された
短所 裁判から執行までの手続期間短縮のため、その分、住みかを失う結果も早まる |
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ケースB
滞納12ヶ月、したがって、貸主は自主的明け渡しを求めた。
その際、鍵交換の予告をしてしまった。
結果、 13ヶ月で自主退去により解決
= 約13ヶ月で借主は住むところを失った。 |
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長所 現実問題として住みかを失うまでかなり時間の猶予がある、長く住まいを確保できる
短所 適正手続きが採用されていない |
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要するに
司法手続き・適正手続きが重要なのですか?
現実として少しでも長く住みかが確保できることが重要なのですか?
司法の場により 白・黒 判断で処理することが善なのですか?
当事者同士のコミュニケーション、信頼関係で解決が善なのですか?
我田引水ではないですか?
滞納者から依頼を受けたとき
その方々から報酬・お金はいただくのですか?
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